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HANDA WANDA DiaryPage.

HANDA WANDA Memberの声
tp:jun
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    3つのエピソード

    ホーンセクションの『高いの』担当ことJUNです。音も背も、ね。
    今月は日記を担当、という事で。
    中学、高校のブラスバンドの顧問のお話です。
    E先生は声楽出身で、ブラスバンドの指導は専門じゃあなかったです。
    で、練習日に欠勤したり、遅刻したりの常習で、
    (まあ、自分の音楽の授業も似た感じでしたが、)部員からはちょっと信頼されてない、というのがその評価でした。
    指揮をして指導するときも「(胸をたたいて)ハート!ハート!」とか
    「もっと歌って!」とか、「胸を張って吹こう!」といった精神的な指導しかなく、その他は、作曲家や曲へのこだわり話。とにかく技術指導は皆無。「声楽出身だから、吹奏楽はわかんないのか」ぐらいにみんな思っていたんです。さらに野球大好きで野球部の応援練習だけは張り切る。
    あんまり好きだから野球部の練習見に行ってブラバンの指導の時間忘れてしまうくらい(笑)。でも不思議とE先生が指導、指揮する事に反対の人はいなかった。別に部員が指揮してもいいのに定演のたびに「やっぱE先生じゃないと。」楽しかったんです。
    E先生と演奏するのが。その指揮で合奏するのが。
    まあ後からわかったんですが、E先生は全部気づいてやっていたわけで。
    音楽やるのに一番大切なのは『気持ち』だってこと。
    10代の子供に技術だけ仕込んでもそれは音楽にならないんだってことも。
    卒業して飲んだとき、E先生本人にこの話をしたら舌出して照れてましたっけ。お茶目な人です。退任されたそうなんですが元気かなあ?
    『今日はみんな気分が乗らないからもう練習やめよう』←名言です。

    Y先生は私の唯一のJAZZの師匠(実はビブラフォンが本職)です。
    といっても教室に1年間通っただけ、向こうは覚えちゃいないでしょうが。
    「JAZZのソロを吹きたいんです」
    「100年早いよ。まずはテーマを20回」
    この会話から始まったレッスン。ほんとに半年間テーマだけだったなあ。
    「じゃあ、ソロ吹こうか」
    「はい。」
    「あ、そこアボイド!」「その『ソドレ』ってのダサイから禁止」
    「デタラメばっかりだね!」(以下4小節置きに繰り返される感じ)
    「コードの音だけ吹きゃいいんだよ」「わかんなくなったらテーマ吹けば」「JAZZなんてちっとも難しくないんだよ、スケールの音使えばいいんだもの」そんなアドバイスは今でも心に刻んであります。
    「ブルースなんて進行がつまんないから絶対やんない!」も忘れられません。仕事忙しくて逃げるように教室やめちゃったんだけど、最後の方、
    1コーラスくらいはお叱り受けなくなってうれしかったなあ。
    ほめられた事はなかったけど(笑)。まだお元気ですかね?Y先生。
    「ごめんなさい。いまだに16分音符のソロフレーズが吹けません!」

    最後はTVでのお話。
    『さんまのスーパーからくりTV』で『ギター少年竜之介くん』てのが話題ですね(知らない?って)。5歳位なんだろうけどギターも上手いがしゃべりも上手い!(しかも好きなミュージシャンはChar!) まあ詳しい内容はおきますが、その子が(やはりこれまた)他のギター少年と共演(セッション)する回がありました。で、アメリカから来た相手の子は歌も歌うんだけど竜之介君よりは明らかにギター上手くない。しかも"smoke on the water"の1番しか歌えなくて(まだやった事がなかった)、2番に入ると歌えなくてくやしくて泣いちゃいます。で、そのボーカルの彼は演奏をやめてしまう。そこで竜之介君が言った言葉が印象的でした。
    「1番だけ繰り返してやったらええやん」
    「俺は君と一緒にやれるのがたのしいんやから、2番ができないとかできるとか、どうでもええやんか」
    「1番は最高やった、もういちど1番だけやろうや」
    私もこうやって先輩や先生、師匠から諭されていた事があったに違いない、って思いました。でもきっとこの少年のように泣いたり、怒ったり、楽器を置いたり、してしまったんだろうと。

    もう立ち止まる事のないようにしたいですね。。

    「こだわりたい、気をつけたい」って思うところはもっと楽に考えて、「めんどうだな、つらいな」と思うところを真剣に。そうあると音楽は楽しく、上手くなります。

    | JUN | 23:29 | - | - | - | - |